まだフローリングワックス?フロアコーティングを選ぶべき理由と施工の流れ

まだフローリングワックス?フロアコーティングを選ぶべき理由と施工の流れ

あなたはフローリングをきれいにする際、ワックスをかけていますか?

フローリングのお手入れといえば、昔からワックスが主流でした。

しかし、最近はワックスフリーやノンワックスといった、ワックスがけが不要なタイプのフローリングが増えてきています。

しかし、ワックスがけが不要といわれても、床に傷がつくのではないかと不安に覚える方も多いのではないでしょうか。

「落としても画面に傷がつかないガラスを採用」とうたったスマートフォンに、カバーや保護シートを貼ろうとすることと似ているかもしれません。

中にはワックスフリータイプのフローリング用ワックスも販売されていますが、何よりも何度もワックスをかけるのは不便ですね。

そんなあなたにおすすめなのが、フロアコーティングです。

ここでは、フロアコーティングを行うメリットや特徴、施工までの流れなどについて、説明していきます。

床を守る対策は
フロアコーティングがおすすめ

ワックスフリータイプのフローリングは通常、シートタイプとなっており、表面が薄く、傷には弱いという欠点があります。

その点、フロアコーティングは傷がつきにくいように床を強化させることができます。

また、フロアコーティングは一度行うだけで良く、定期的なメンテナンスは不要であるため、掃除の労力を軽減することにもつながります。

フローリングには、ぜひフロアコーティングをおすすめします。

ちなみに、ワックスフリータイプのフローリングに対しては、通常のワックスをかけても染み込まず、表面に残り続けてしまうために滑りやすくなってしまい、危険な状態になってしまうため、注意が必要です。

今一度、フローリングの床材がどのようなタイプなのか、ご確認ください。

ワックスフリータイプ床材の断面イメージ

フロアコーティングの
メリット

フローリングを守るのであれば、上にマットやカーペットなどを敷けば良いのではないかと思われるかもしれませんが、床全体を保護するなら、フロアコーティングがおすすめです。

フロアコーティングは、フローリング全体を保護しますので、長期間にわたって効果を発揮します。

ただし、家具やピアノなどの重い物を設置した場合や、物を落とした際の衝撃などには耐えられませんので、その上からじゅうたんを敷けば、なお良いでしょう。

フロアコーティングのメリットは、何といっても耐用年数が長いことにあります。

ワックスは半年~1年に1度塗り直しが必要ですが、フロアコーティングは種類によって数年から数十年の耐久性があります。

フローリングの弱点は水で、いったん染み込んでしまうと、そこから傷んでしまう可能性があります。

フロアコーティングは防水性能を有する訳ではありませんが、耐水性がありますので、水をこぼしてもすぐに拭き取れば、水も染み込みませんので、フローリングの表面を傷める心配はありません。

フロアコーティングでフローリングを保護する事で寿命を延ばし、張り替えを行うまでの期間を延ばすことができますので、初期費用はかかりますが、トータルコストで見た場合に、費用を抑えることができます。

フロアコーティングの耐水性能

フロアコーティングで
家をキレイに

フローリングに対して何も保護しないまま、ふだんの生活を続けていると、汚れや傷などはすぐについてしまいます。

毎日生活する場所であるだけに目立ってしまい、特に家にいることが多い主婦の方にとっては、ストレスの元になってしまいます。

掃除をするにしても、取りにくい汚れであれば大変です。

保護していないフローリングは汚れが付きやすく、汚れが溜まっていくとシミになって取れなくなってしまいます。

そんな取り返しのつかない状態になることを防げるのが、フロアコーティングなのです。

フロアコーティングがバリアのように、汚れが内部へ入り込むことをブロックし、表面上に留めさせます。

そのため、汚れはフロアコーティングの表面に乗った状態になりますので、雑巾などで簡単に拭き取ることができるのです。

また、フロアコーティングは柔らかくて傷つきやすいフローリングの表面を守り、細かな傷を防ぎます。

一方で、重い物などを乗せたことによるへこみや、落下物などによる大きな衝撃でえぐれることなどを防ぐことはできません。

しかし、そのような場合でも、施工いただいたお客様が安心してお過ごしいただけるよう、施工完了時に10年間の無料アフターメンテナンスのお申し込みをご提案しております。

その為フロアコーティングをすることによって、フローリングの状態を長い間手間をかけずにきれいな状態で保つことができます。

常にフローリングがきれいな状態だと、他の部分もきれいに保ちたくなり、お部屋全体をいつもきれいな状態に保つことができるという相乗効果が生まれてくるでしょう。

逆に、フローリングが汚れや傷が目立ってしまうと、他の場所の掃除も気が進まなくなってしまい、最終的には家全体をきれいに保つのが難しくなるかもしれません。

つまり、目にする機会の多いフローリングの状態は部屋の状態、家全体の状態の基本であり、お部屋がきれいに保てるかどうかは、フローリングにかかっているといえそうです。

ただ、部屋をきれいに保ちたいという方がフロアコーティングを選択するため、元々大事に家を使う方だから家がきれいな状態になるのは当たり前という考え方もできます。

「フロアコーティングが先か」「家をきれいに保つのが先か」と思われそうですが、それでも、フロアコーティングをきっかけに部屋をきれいな状態に保つようになれば、結果的に良いのではないでしょうか。

また、フロアコーティングは長期間フローリングをきれいな状態に保ちますので、「フローリングを大事に使おう」という思いからフロアコーティングを選択する方も多いでしょう。

フロアコーティングをきっかけにフローリングに限らず、さまざまな物を大切に使おうという発想につながるのではないでしょうか。

フロアコーティング【EPCOAT】施工イメージ フロアコーティング【EPCOAT】施工イメージ

フロアコーティングは
耐傷性が高い

ひとくちにフロアコーティングといっても、実はさまざまな素材や種類があります。

では、ジェブのフロアコーティング『EPCOAT』は、どれだけの性能を持っているのでしょうか。

他のコーティング方法と比較してみました。

UVコーティングなど他社製品との耐傷性比較試験結果

横にスワイプで詳細が見れます
商品名EPCOATUVコーティング油性ウレタン
コーティング
水性ウレタン
コーティング
高濃度ウレタン
コーティング
原材料液体ガラス塗料2液性UV硬化型
ウレタン塗料
1液性油性
ウレタン塗料
水性ウレタン塗料業務用ワックス
耐久性試験
ブラシ洗浄回数
20,000回2,000回1,000回200回20回
塗装面の状態異常なし塗膜に異常あり塗膜に異常あり塗膜に異常あり塗膜に異常あり

『EPCOAT』以外ではUVコーティングが最も傷がつきにくいのですが、ブラシ洗浄を2,000回行ったところで傷が生じ始めるのに対し、当社のガラスコーティング『EPCOAT』は、20,000回でも傷がつかないという実験結果となりました。

耐傷性試験では、UVコーティングと比較して10倍以上の差を付けており、その差は歴然です。

さらに、『EPCOAT』は無機質ガラスを使用していますが、「長期間形質が変化しない」という特性を持っているため、なんと30年以上もの耐久性を実現します。

他のフロアコーティングと比較しても、明らかに性能が高いガラスコーティング『EPCOAT』。

あなたの家のフローリングをきれいな状態で、長期間にわたってしっかりと守ってくれるだけでなく、傷や凹みなどの不安が解消されます。

フロアコーティングは
コスパがいい

フロアコーティングを検討する際に、どうしても気になってしまうのがお値段。

それほど安い物ではないため、導入に躊躇してしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

中には「フロアコーティングと比べて、ワックスをこまめにかければ安く済むのではないか」と思う方もいらっしゃるでしょう。

確かに初期費用は高額のように見えるのですが、あらためて考えてみると、フロアコーティングは決して高いものではないことに気づきます。

いくら「ワックスをかければコストを安く抑えられる」といっても、それは1回あたりの金額です。

定期的にワックスをかけ続けていると、金額はそれだけどんどん膨らんでいきます。

フロアコーティングなら1回の施工で30年以上床をきれいな状態に保ってくれますので、仮に1年に1回、定期的にワックスをかけた場合と比べて、その30回分の金額と比較して検討してみる価値はあります。

また、ワックスがいくら安いとはいえ、家のフローリング全部に一人でワックスをかけるとなると、多大な労力がかかります。30年以上家族が一緒にワックスをかけてくれるとも限りません。

労力がかからないように清掃業者に依頼した場合は、1回あたり数万円もかかってしまいます。

30年でかかる費用価格金額比較

フロアコーティングにはワックスにないメリットとして、「汚れにくい」「滑りにくい」「べたつかない」「掃除が簡単にできる」「ペットや赤ちゃんが床をなめてしまっても安全」といった点があります。

また、ワックスを何度もかけるよりもフローリングを傷めることもありませんし、年数が経ってはがれてくることもないため、常に一定のきれいな状態を保つことができます。

さらに、フロアコーティングは汚れや水などの侵入を防ぐことによって、フローリングが腐食するようなこともないため、フローリング自体の寿命を伸ばすこともできます。

そして、張り替えまでの期間も延ばせるので年あたりの出費も減らすことができるのです。

これらのメリットを考えると、フロアコーティングはかなりコストパフォーマンスに優れた商品だといえそうです。

新築の家を建てる方へ
特におすすめ

もし、あなたが新築の家を建てようとされているのであれば、フロアコーティングを行うチャンスです。

傷も汚れもないまっさらの状態のフローリングをフロアコーティングで保護するため、きれいな状態を長く保つことができます。

入居前にフロアコーティングの施工を行えば、家具などの移動もないためにフローリングを傷つける心配ありません。

また、フロアコーティングの施工自体も素早く簡単に行うことができ、フローリングは最高の状態を保つことができます。

毎日歩くことで負担がかかりやすいためか、「家が傷むのは床から」といわれており、最も保護しなければならない場所です。

フロアコーティングは、その傷みを減らすのにも役立ちます。フローリングの寿命が伸びると、次のリフォームまでの期間を延ばすことが期待できます。

日常生活で傷んだフローリング【ワックスの黒ずみ】 日常生活で傷んだフローリング【ワックスの黒ずみ】

せっかく新築の家を手に入れたのであれば、いつまでもきれいな状態で長く住み続けたいですね。

フローリングの汚れも簡単に取れて掃除が簡単にできますので、新築の状態が保ちやすいのです。

新しい家に入居される際には、ぜひフロアコーティングを検討してみてください。

新築イメージ

市販の
フロアコーティングに注意!

最近、ネットで「フロアコーティング」と検索すると、フロアコーティング剤に関するショッピングサイトの販売ページが上位にヒットするようになってきました。

また、昨今のDIYブームもあり「自分でフロアコーティングを行いたい」「安い値段でフロアコーティングのメリットを受けたい」と考える方もいらっしゃるでしょう。

しかし、フロアコーティングは、ワックスのように手軽にできるものではありません。

その理由は、材質にあります。

ワックスは塗り直しができるため、何度失敗しても問題はありませんが、フロアコーティングは時間が経つと完全に硬化してしまうため、失敗するとそのまま固まってしまい、取り返しがつかない状態になってしまいます。

ワックスと同じように塗ることができると思われそうですが、おすすめしません。

フロアコーティングは、技術や経験実績のある人間にしかできない難しいものなのです。

一見きれいに塗れたように見えたとしても、後からはがれてきたり、色が変わってきたりするなどの問題が発生する可能性もあります。

また、「よく見てみると塗りムラや塗り残しを発見した」という場合、硬化した後から重ねて塗っても、凹凸ができてしまって2度ときれいな状態でコーティングができなくなってしまう可能性があります。

DIYフロアコーティングイメージ

フロアコーティングは、ワックスのように簡単にはいきません。

そのため、フロアコーティングは実績のある専門業者に頼むのがおすすめです。

万が一、フロアコーティングで問題が発生したとしても、多くの業者では初期対応やその後の保証で解決しています。

当社は、初期に問題が出た場合にすぐに補修等の対応を行っております。

フロアコーティングは専門業者に依頼すると安心で確実です。

フロアコーティング
施工から完成までの流れ

先程、「新築の際にフロアコーティングを行うチャンス」と書きましたが、やはり新築や引っ越しの際に、フロアコーティングの施工を検討される方が多いようです。

フロアコーティングは、まだまだ世間一般には広く知られていないため、あまり日常の中で話題になることはありません。

したがって、フロアコーティングを行うには何をしたら良いのかよく分からないという方も多いのではないでしょうか。

フロアコーティングを施工する際は「何をしたら良いのか分からないので困る」「計画を立てて実行しなかったため、予期せぬトラブルが発生し入居予定日までに間に合わなかった」といったことがないようにしましょう。

フロアコーティングの施工から完成までの大まかな流れは以下のようになります。

フロアコーティングの検討から施工前日まで

  • 1.フロアコーティングの値段や性能をネットで調べる
  • 2.比較サイトなどを使って、施工業者のサンプルや見積もりを取る
  • 3.施工業者の候補を絞る
  • 4.施工業者と直接会って、要望の内容を調整する
  • 5.施工日を決めて、申込書を作成する
  • 6.施工日までに電気や水道を開通するよう、手続きを行う※未開通の場合
  • 7.施工日前日までに、施工業者に入金する

引越し前等で電気と水道がまだ未開通の場合は、開通手続きが必要です。

施工当日に電気と水道が使えないと作業ができないため、施工日の1週間前、遅くとも3営業日前までに必ず事前に⼿続きを済ませておきましょう。

開通手続き資料イメージ

フロアコーティング施工当日の流れについては、以下のとおりです。

施工前

通常は当日に依頼者が立ち会い、施工業者が、最初に施工の作業内容や終了時刻などを伝える

立会わない場合は、そのまま施工に入る

施工中

部屋への立ち入りはできない

他の工事などについても、特に硬化中は入室できないため、工事の時間調整を行う

日程をずらす必要がありそうであれば、事前に工事業者に連絡しておく

施工後

仕上げ後、依頼者が施工結果を確認し、施工業者がお手入れ方法の説明などを行い、終了する

多くの場合は、フロアコーティングの完了後、引っ越しを行い、入居するという流れになります。

フロアコーティング【EPCOAT】施工風景

パートナーの理解が
得られない場合は?

フロアコーティングは、女性側、あるいは家事の主な部分を担っている方が興味を示されることが多いのですが、その一方でパートナーの理解が得られず、あきらめてしまうケースが見受けられます。

その原因は、家事を負担する人にしか分からないメリットが、パートナーに理解されないからではないでしょうか。

パートナーからは「最初にフロアコーティングをしても、何年か経つと効果はなくなる」や、「余分なオプションで、自分達にとっては不要なサービスだ」と思われてしまい、却下される傾向です。

フロアコーティングが、家事を分担する方々からの評判が良いのは、掃除が楽になるという点で、毎日のことですので積み重ねると、軽減される労力は膨大なものになります。

それに対して、残念ながら「毎日行う掃除のどこが大変なんだ」と思われてしまい、そのメリットがイマイチ理解されていないようです。

毎日の掃除だからこそ、「それが簡単になったらどれだけ家事の負担が大幅に軽減できるのか」「その労力に対して理解があるかないか」が、フロアコーティングに対する必要性を感じるかどうかの差といえそうです。

もしパートナーからフロアコーティングの施工を却下された場合は、家事の主な担当者とパートナーの間で冷静な話し合いの場を設け、お互いが納得するまで話し合ってみましょう。

パートナーの話し合いイメージ

まとめ

これまで、フロアコーティングについて特徴やメリットなどを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

フローリングに関するトラブルや日々の掃除のわずらわしさから解放され、長期間にわたってきれいな状態を保ち続けることができます。

きれいなお部屋はまず、きれいなフローリングから。

ここまでを踏まえてぜひフロアコーティングをご検討ください。

フロアコーティング【EPCOAT】施工例 フロアコーティング【EPCOAT】施工例

監修者

石井琢磨
  • 株式会社ジェブ
  • コーティングアドバイザー

石井琢磨

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