フロアコーティングは、塗装の一種です。
住まいの内部に塗装を施す工事で、一番気がかりに思うことは何でしょうか?
多くの人が挙げるのは、塗料が飛び散ってしまうことや、塗料のニオイではないでしょうか。
今回は、フロアコーティングのニオイについて紹介します。
皆さん、ワックスがけをするとき、ワックス独特のニオイを感じませんか?自宅のワックスがけをしたことがない人でも、学校の体育館や公共施設のフロアなどで、ワックス特有のニオイを思い起こすことはできるでしょう。
ワックスは英語でwax=「蝋(ろう)」を表す言葉です。ろうそくと同じですね。古くは木の床に蝋(ろう)を塗ったのが始まり。ワックスの成分は植物や動物の脂、鉱物油など様々です。
床材の種類が多岐に渡るようになって、フローリング床用のワックスには油性ワックスが多くなりましたが、他には乳化性ワックス、水性ワックス、樹脂ワックス、半樹脂ワックスなどがあります。ひとつひとつ特徴を見て行きましょう。
油性ワックス
蝋とパラフィン類をミックスしたものをシンナーなどの溶剤で溶かして使います。一般的な油性ワックスには、揮発性の有機溶剤が入っているので引火性があります。 また、ろうが入っているため、乾燥後磨くと木質に輝きとツヤを与えます。
乳化性ワックス
ろう、合成樹脂、揮発性溶剤を成分とし、白木や未塗装の木質に適合します。 日本家屋の木の材質の保護によく利用されています。
水性ワックス
パラフィン類をミックスするところまでは油性ワックスと同じですが、溶剤のかわりに水で溶かします。
水と乳化剤を溶媒にした床維持剤を水性ポリッシュと呼び、「ろう」の含有量によりタイプが分けらています。 水性ワックスは、殆どが「ろう」の成分で、未塗装の木を除く殆どの床材に適合します。 水性ワックスの性質は、つやが良く、塗布が比較的容易、みがき直しができバフすると再度光沢を得られる等の特徴がありますが、皮膜が柔らかい為、塗布の頻度は多くなります。
樹脂ワックス
アクリル樹脂を水で溶かします。樹脂、つまり塩化ビニールやエチレン、ウレタンなど水溶性の合成樹脂原料を主成分としています。乾くと皮膜を形成することで、床の保護性を高めています。
半樹脂ワックス
水性ワックスと樹脂ワックスの中間に位置するワックスで、ろうと合成樹脂がそれぞれ含有されています。 水性ワックスと樹脂ワックスの特徴が組み合わさった性質があり、ラバー系床材やリノリウム系床材に使用されています。
このようにワックスは、油脂や溶剤を使っているものが多いので、少し油のようなニオイと化学薬品のニオイが混じっているのを感じとれるかと思います。
家庭用のワックスだとあまり気にならないのですが、業務用のワックスだと、このワックスのニオイも強くなりますよね。
さて、ワックスでもニオイを嗅いで気分が悪くなるのに、もっと効果の高いフロアコーティングのニオイに、果たして耐えることができるのだろか、と考える方も少なくないでしょう。
しかし、安心していただいて大丈夫です。
確かに、フロアコーティングする際には、少なからずニオイのあるものを使います。
そのため、工事が終わってからすぐの場合、ニオイが残っていることもあります。
しかし、換気を行うことで、コーティングの際のニオイを無くすことができるようになるのです。ワックスとコーティングのニオイの違いは、原料の揮発性の問題が影響するといえるでしょう。
最近のコーティングの中にはUVコーティングという種類がありますが、こちらは施工後のニオイを敬遠されることが多いようです。
このように、コーティングの種類ごとに必ずメリットとデメリットがあるので、よく見極めてくださいネ。
ですがご安心下さい、私たちジェブのEPCOATはニオイも最小限に感じられ、また、健康面でも安心かつ安全な成分、施工方法で提供いたします。
もし、コーティングを行う際のニオイが気になるのでしたら、ぜひ一度ジェブまでご相談してください。お問合せはコチラ。