お部屋のにおいというものは少しずつ壁やソファなどの家具に染みついていってどんどん蓄積されていってしまうものです。
突然の来訪者が来た時、部屋の散らかりは、すぐに片付けることができますが、
においはすぐには消すことができません。
今回はそもそもなぜいい匂い、いやな臭いというものがあるのか、においのメカニズムとともにご説明していきたいと思います。
まず、空気というのは分子や原子といった小さな物質の集まりで、電子がバランスよくついている分子や原子は中性という電荷の状態になります。
その分子や原子から電子が飛び出るとプラスイオンというものになり、電子が加わるとマイナスイオンというものになります。
このプラスイオンは人間が不快に感じることが多く、マイナスイオンは人間が快適に感じることが多いと言われています。
普段良く聞くのはマイナスイオンで、ドライヤーなどでマイナスイオンが出ますと宣伝しているものもありますね。
プラスイオンというものは菌が繁殖しやすい状態で、菌が繁殖したプラスイオンは更に不快なにおいになってしまいます。
しかし、そこに電子が加わり中性になると、菌は繁殖できなくなり、無臭となります。
さらに電子が加わってマイナスになると、マイナスイオンになって快適になります。
このように、空気中の電子やイオンによってにおいの良し悪しが決まるのです。