前回ではUVコーティングについて紹介しました。
2回目となる今回はウレタン塗料の中の油性ウレタンコーティングについてです。
ウレタン塗料には水性と油性があります。
油性の特徴としては、石油類を混ぜ込んだものだということはみなさんご存知だと思います。
UVコーティングの塗料も油性のものです。
油性ウレタン塗料は多くの溶剤を含んでいるので、強い臭いを放ちます。
そのため、作業を行うときはお隣の家にあらかじめ了承を得ておく必要があります。
私個人の感覚ですが、この臭いがトラブルの元となっているケースをよく耳にします。
また、環境面で注意がされているものでもあります。
その理由は近年VOCへの対策が注目されているからです。
VOCとは、揮発性有機化合物のことで、この中にはシックハウス症候群の原因となる物質も含まれています。
この理由から最近では油性よりも水性の塗料が使われることが多くなっているそうです。
ただ、弊社が行った比較のデータによると、油性ウレタンコーティングはEPCOATの約20分の1の強度ですが、価格が安いため低価格の塗料ではある程度の強度が見込めます。
以上が油性ウレタンコーティングの特徴です。