フロアコーティングとワックスがけの違いについて紹介し、そこでは原料の違いや耐久性、安全性、掃除の簡便性などの差がありました。
違いを見るとフロアコーティングが大いに優れていることがわかります。
これだけ優れているフロアコーティングはその分費用も高いのではないか?と感じる方も少なくないでしょう。
確かに、導入時のコストはフロアコーティングの方が高いです。すなわち、初回一回だけを比較すると、ワックスの方がはるかに安いということになってしまいます。
でも考えてみて下さい。ワックスの場合は耐用期間が半年から1年。もっとマメな方は年に3~4回は塗り替えをなさいます。
それを、戸建て住宅であれば、建て替えたり取り壊すまでの30年間。戸建てでもマンションの場合でもリフォームするまでの10数年~20年間、毎年3~4回はワックス掛けをし続けていくんですよ。
ですから、初期コストだけを比べて高いとか安いとかを判断するのはとてもナンセンスなことなんですよね。
短期的に比較した場合のコスト・・・フロアコーティング>ワックス
長期的に比較した場合のコスト・・・ワックス>フロアコーティング
というわけで、長期的にみればフロアコーティングの方が圧倒的に費用が安いのです。
例えばマンションのLDK+廊下の20畳を業者でワックス掛けした場合は、業者によりますが2万~5万円。
例えば大手ハウスキーピング会社のダスキンの場合はクリーニングとワックスのセットのサービスが20畳分で26600円~とのこと。
切りよく25000円として、年2回ワックスをかけたら年50000円。
それを30年間継続すれば150万円です。
また、ワックスの場合はフロアコーティングのような強い耐久性がないので、床は劣化していきます。仮に築15年のころに住宅のリフォームのタイミングに合わせて床の張り替えをするとしましょう。
床の張り替えは業者によりばらつきがありますが120~200万円。中をとって150万円とすると、張り替え150万円+ワックス150万円で合計300万円かかります。
しかも、この計算は20畳分のスペースだけで計算した金額で、家一棟まるごとではありません。
一方、フロアコーティングは、業者の施工技術や液剤の違いによりコストは上下しますが、家一棟まるごとコーティングしても20万円~50万円。
それで30年間塗替え不要でお手入れ簡単な床を手に入れることができるのです。張り替え費用も節約できますよ?
どうでしょう?
始めは1回分の導入費用だけを比較すると、ワックスよりもコーティングを高く感じてしまうかと思いますが、その後のメンテナンスの費用を考えると安くなる場合が多いのです。
以上のように、ぜひ長期的な視点で費用やメンテナンスのことを考えると、フロアコーティングをおすすめします。
いつまでも若くて元気なパパではありません。30年間の間には家族のライフスタイルも変化しますよ。
想像してみて下さい。
働き盛りのパパは平日は満員電車に揺られて疲れて帰宅。休日はのんびり過ごしたいですね。そんなパパにワックス掛けを頼むのは可愛そうになるかもしれません。
また、業者に依頼するにしても、休みの日を潰すには変わりがありません。子供やペットにリビングに立ち入り禁止にするのも、なかなかに面倒なことではないでしょうか?
そしてそれを30年間続ける自信がありますか?
マイホーム購入後、入居前がフロアコーティングの最もよいタイミングです。ぜひ一度フロアコーティングをご検討下さいね。
先ほどの試算による差額は300万円近くでしたよね。
「つもり貯金」をして、海外旅行を計画したり、マイカーを購入したり。家族にとっては、かなり有意義な時間とお金の使い方に変わるのではないでしょうか?