皆さんは、フロアコーティングがそんなに良いのであれば、自分でコーティングを行ったら安上がりなんじゃないか、と思ったことはありませんか?
注文住宅やリノベーションの世界でも、施主支給&施主施工が選択肢のひとつになっている昨今です。
ホームセンターの店頭やオンラインショップから容易にコーティング液剤や塗料を手に入れたり、施工のHOWTO動画を見ることもできるので、フロアコーティングのDIYを考える方も多いのではないでしょうか。
確かに、フローリング用のワックスだったら、各家庭で行う場合も多いでしょう。しかし、フロアコーティングは、通常のワックスがけとは大きく異なります。
今回は、フロアコーティングをDIYでやろうとせず、業者に頼んだほうがいい理由についてご説明します。
まずは、剥離(はくり)作業の問題です。
剥離作業とは、残っているワックスや以前のコーティングなどを剥がし取る作業のこと。コーティングを施工するのと同じくらい重要な作業です。
女性の方ならジェルネイルを施した経験のある方も多いかもしれません。ネイルの付け替え作業の際の「オフ」の作業がとても重要というのを例に挙げると、感覚的に理解しやすいかもしれませんね。
薬品でしっかり剥離して、爪の状態をチェックして、ゴミやホコリを取り除いて、必要なら表面を少し整えてから新しいジェルネイルを施術しますよね。
あんなに小さな爪のサイズでも、プロのネイリストがあれだけ時間をかけて慎重に剥離作業するのです。リビングの床をご自分であれだけの丁寧さで剥離できるでしょうか?
また、もし、剥離作業が満足に行われていない状態でコーティングを行ってしまうと、汚れや残っているワックスなどのせいでムラができたり、きれいな仕上がりにはなりません。慎重かつ丁寧に行うことが仕上りにとって重要なのです。
その次に問題なのが、塗り方や原料の調整です。
こちらは最も重要で、素人では、床に最適な塗り方や、原料の割合を調節することは難しいです。
コーティング材や塗るための道具はインターネットで購入できるかもしれません。ただ、調合や施工の技術、硬化のさせ方などはどうでしょう。
もし、自力でやって間違った方法や分量でコーティングを行ってしまえば、自力ではどうにもできず、取り返しのつかない事態になることもあります。
それをプロに高いお金を払って剥離してもらうなどということになったら、まさに本末転倒ですよね。
最後にしっかりと認識していただきたいのが、フロアコーティングは、塗装の分野であるということです。
専用の塗料を使用し、道具の扱いに熟練した職人によって、床に塗膜の層を形成します。やはり、きちんとした工事を行うためには、専門家の手が必要なのです。
専門業者に依頼すると、事前の床の掃除や状態のチェックから、剥離作業、材料の調合、季節や気温を考慮した硬化の時間管理、仕上がりまでをしっかりとした手順で行います。
このような理由から、フロアコーティングをする際には、ぜひ専門業者に任せていただきたいのです。
株式会社ジェブでは、研修や勉強会を頻繁に行い、剥離や補修の技術をしっかりと習得した専門スタッフが施工を行います。
安易にDIYでフロアコーティングをせず、ぜひ、確かな技術を持ち、信頼のおけるしっかりとした業者にご相談下さいね。