クロスコーティングで壁紙の美しさを守る~お手入れ方法について~

年末の大掃除や、壁紙の汚れ落としって大変ではなかったでしょうか?

クロスの種類にもよりますが、最近は様々なテクスチャやエンボスがデザインされたクロスも多く、見た目は素敵ですが、表面の凹凸に油汚れなどが付着しやすくなるなど、デメリットもありますよね。

あまり汚れが目立たないクロスを採用している方は、普段はめったに壁紙の掃除をしない、汚れが気にならないとおっしゃいますすが、暮らしていると徐々に汚れが目立ってくるものです。

年末大掃除など、年に一回程度の手入れとなってくると、その汚れを落とすのも簡単ではありませんよね。

前回、クロスコーティングに関する記事では、その仕組みと機能についてお話しました。
クロスコーティングによって、壁紙の汚れは付きにくくなり、
普段からこまめに掃除をする必要もあまりなくなるのですが、
汚れが全く付かなくなるということではありません。

そこで今回は、クロースコーティング使用の壁紙の、
普段のお手入れ方法と汚れが付いた際の対処法についてお話します。

雑巾しぼり

まず、ふだんのお手入れは、はたきや柔らかい布でほこりを落とす程度で十分です。
コーティング表面に汚れが浮き出た状態ですので、簡単に落とすことができます。

汚れがひどく落ちにくい場合には、水で濡らした布を固く絞って、軽くこするようにしましょう。
あまり強くこすりすぎると、コーティングが取れてしまったり、キズが付いたりしてして、
逆に汚れが落ちにくくなる場合もあるので、注意が必要です。

最近、激落ち君のような、スポンジ状の研磨剤をお掃除に使う方が多いようです。使い方によっては素晴らしい効果を発揮する、主婦の強い味方ですよね。

でも、使う場所や用途を間違えると大変。壁紙それ自体をこすってしまうと、かえって傷がついて、汚れが付きやすくなってしまうので、ご注意下さい。

いかがでしたでしょうか。
汚れがきつく洗剤等を用いる場合には、用法用量を確認した上で水で薄めて使うなどして、
誤ってコーティングまで落としてしまわないようにするのが大切ですね。