フローリングをワックスがけしている方は、多くおられるかと思います。
ワックスがけとなると、一般家庭用のフロアワックスを使用されている方がほとんどではないでしょうか。
一般家庭用フロアワックスは、3ヶ月〜半年の周期でメンテナンスが必要だということを、これまでの記事でご紹介しました。
ところでみなさん、フロアワックスはどのようなメンテナンス方法が適切かご存知でしょうか?
今回は、フロアワックスの適切なメンテナンス方法をご紹介いたします。
まず、水拭きによるメンテナンスは控えるようにしましょう。
その理由は、フロアワックスは水に弱く、水拭きしてしまうとワックスが剥がれてしまうからです。
ワックス後のお手入れの基本は、乾いた雑巾や、クイックルワイパーなど市販の化学モップのドライ系商品による乾拭きが一般的です。
ドライタイプではなく、ウエットタイプ(薬品付き)の化学雑巾などはその後のワックスメンテに悪影響のためおススメできません。
ただ、もしワックスがけしたフローリングにジュースやお茶をこぼしてしまったら、水拭きをしたくなると思います。
その時はやむをえないので、床用の中性洗剤を水で薄めて雑巾やタオルを浸して、固く絞ったもので汚れを落とします。
汚れを落とした後で必ず水拭きと乾拭きをして、残った洗剤の成分などをきれいに落としましょう。洗剤を直接床に吹きかけるようなことはしないでください。ワックスが剥がれてしまいます。
また、アレルギーの原因となるダニのフンや死骸が付着した場合にも、上記のように固く絞った雑巾などで拭いて、そのあとで乾拭きで仕上げてください。
化学洗剤が床に付着したまま残ったものや、ダニのフンや死骸などは、しっかりと水拭きしてから乾拭きをするなどして取り除かないでいると、ワックスがシックハウス症候群の原因になってしまう可能性もあります。
小さなお子様やお年寄り、ペットのいるご家庭では、くれぐれもお手入れを怠らないようにして下さい。
このように、ワックスがけの後のお手入れは手間がかかり、とても面倒ですが、このようなプロセスを年に数回行えば、床をきれいな状態に保つことはできるでしょう。
ただ、何回もワックスを掛け続けるのではなく、数年に一度はワックス専用の剥離剤を使ってしっかりと落として、それから塗り直しを行うことをおススメします。
ただし、長年ワックスを塗りかえていると、剥離するにもかなり根気や技術が必要となります。
慣れない素人に撮って剥離剤の扱いは簡単ではないので、慎重に行ってください。ワックスだけではなく、床自体に悪影響があることもありますよ。
このように、ワックス後のお手入れはかなり手間のかかるものです。もしこういったプロセスが面倒な方や、忙しい方は、フロアコーティングを導入することをおススメします。
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