今回はフロアコーティングと紫外線のお話をしていこうと思います。
紫外線。英語で言うとUltraviolet(ウルトラバイオレット)。光のスペクトルで紫を超えた外側にあるため、「超」Ultra「紫」Violet、略してUVと呼ばれていますよね。
紫外線は10-400nmと、可視光線より波長が短くX線より波長が長い、不可視光線の電磁波です。理科のテストに出てきましたね。
目に見えないので普段意識することはありませんが、日常生活で私たちに少なからず影響を与えている身近な物質です。
紫外線の人体に与えるデメリットとして、浴び続けることによって皮膚は日焼けを起こします。
長く浴び続けていると皮膚の弾性が減り、老化が促進されたり、メラニンを生成して色黒になったり、シミやそばかすの原因になるなど、美容面でのデメリットが大きいですよね。
他、皮膚がんを促進させるなど深刻なデメリットもあります。
もちろん、紫外線はデメリットだけではなく、ビタミンDの摂取を補うのに役立つことなども知られていますね。
また、うつ病の人に不足しがちなセロトニンという物質を生成するなどのメリットもあります。
日向ぼっこや日光浴など程よく紫外線を浴びることでのメリットもありますね。でも程度が重要ですね。
こういったメリットを知ると「おひさま」というほっこりした印象の言葉が腑に落ちますよね。
ご存知でしょうか。
実は、人体だけではなく、フローリングも紫外線の影響を受けています。フローリングが紫外線の影響を受けることで焼き付けというフローリングの色が部分的に変化してしまう現象がおこります。
単なる床の日焼けと思っていても、長年紫外線に当たり続けることで、大変な劣化や退色に繋がっていくんですよ。
ところで、フロアコーティングの種類の中に、UVコーティングというものがあるのをご存知でしょうか。
UVコーティングは、紫外線の照射による光硬化でコーティング剤を固める手法のコーティングのことをいいます。
強度が比較的強く、耐久性に優れています。被膜がとても厚く、光沢がかなり強いタイプのコーティングです。
ただ、一つどうしても誤解されてしまうのが、UVという名称から、紫外線に強いのではないか?と思わせてしまう点なのです。
実は、名前にUVとついていながらも、紫外線に強くないのがUVコーティングなんです。
また、見た目がツルツルギラギラしているため、艶を抑えた上品な仕上がりを好む方には向かないのです。
そして、比較的高価であることも知られており、業者によってコストにバラツキが多いというのも不安材料の一つです。
また、特殊な大きな機械を使ってフロアコーティング施工することから、部分補修がしずらいなどのデメリットもあります。
私たちは、無機質ガラスコーティングのEOCOATをお勧めしています。
UVフロアコーティングに使用されるウレタン素材に比べ、耐久性は10倍以上で、長期的にフローリングを守り劣化がとても少ないことが特長です。
艶が控えめでインテリアの雰囲気を損なうこともありません。また、部分補修ができるというのも大きな利点ですね。
10年間の保証がついているので、1年に一度、お客様からのご要望に応じてメンテナンスにお伺いしているんですよ。
こうしたアフターメンテナンスの充実が、多くのお客様に選ばれる理由です。
また、冒頭に少し触れましたが、紫外線に強いというメリットもあります。
夏だけではありません。季節によって、床に差し込む太陽の光線の角度も強さも変わります。一年中フローリングは紫外線の影響を受けているので、ぜひガラスコーティングで保護することをご検討くださいネ。