みなさん、フローリングの上を歩いている時、ギシギシ、コツコツ、キイキイと音が鳴ることはありませんか?
その音のことを床鳴りと言います。
ギシギシという音を聞くのは歩くたびにストレスになりますよね。新築の住まいならなおのことです。
軋んでいたり、ぶつかっているような音なので、どこか悪いのかもしれないという不安を抱える方が多いのではないでしょうか。
その不安を解消するために、今回はその床鳴りがなぜ起こるのかについてご説明いたします。
そもそもの前提として、床鳴りが起こるのは、必ずしも家のどこかが悪いというわけではありません。
適切な設計や施工がされている場合でも床鳴りは起こります。
それは、適切な設計や施工が行われていても、気温や湿度の変化によってフローリングの接合部分で膨張や伸縮が発生するからです。
その他のほとんどの場合は、建設時の施工不良が原因です。残念ながら大工さんの施工技術が原因というケースもあるので、こうういった場合は張り直しということで解決することも多いようです。
また、フロアコーティングをした場合に床鳴りがするという情報が出回っています。
私たちのところにもこういった問い合わせが時々あります。
しかし、真実ではありません。フロアコーティングが直接的な原因となって床鳴りが起こることはないので、どうぞご安心して下さい。
以上ように、木材の膨張や伸縮、施工の不具合によって、ほとんどの床鳴りは発生します。
適切な設計や施工であっても発生しますが、もし床鳴りが気になるようでしたら、一度業者に相談してみることをおすすめします。