生活をしていく中で、特に水回りに関しては、カビとは切っても切れない関係を感じてしまうものですよね。
特に、気密性の高いマンションで、24時間計画換気が義務付けられる前に施工された物件にお住まいの場合などは、気にかけてこまめに対策を打たれているのではないでしょうか?
カビは浴室などに一度発生してしまうと、除去しても除去してもまた発生して、そのしつこさに根負けするなどという経験もおありかと思います。
また、空気中に胞子が飛散して、他の場所にもカビが発生するという連鎖を起こしますから、困りものですよね。
気づいたらなるべく早々に掃除して、しっかり除去してしまいたいものですが、どうしても忙しさにかまけて、放っておいてしまうという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
なにより見た目がよくないし、更に怖いことには、カビの放置は様々な健康被害をもたらしかねません。
そこで今回は、そんなカビによる健康被害についてご紹介していきたいと思います。
カビがもたらす健康被害としては、大きく「皮膚への被害」「内臓への被害」「アレルギー的な被害」の3つに分類することができます。
1つ目の被害である皮膚への被害としては、水虫が挙げられます。
かゆみから始まり、水膨れ、皮むけと発展していく水虫ですが、実は白せき菌というカビが大きな原因となっているのです。
2つ目の被害として挙げた内臓への被害ですが、肺炎や髄膜炎の発症のほか、気管支炎などを起こすとされています。
カビの影響で気管や肺を悪くしてしまった…という話に関しては、聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
3つ目の被害で挙げたアレルギー的な被害に関しても、2つ目同様肺炎や喘息のほか、鼻炎などを起こすとされています。
こういった被害を避けるためにも、カビを見つけたらできるだけ早く除去してしまい、カビができないための工夫をしておきたいものですね。