今回は有機系コーティングの種類の一つであるUVウレタンコーティングについて紹介したいと思います。
UVウレタンコーティングはウレタンハードコーティングと同じくらいの耐久性をもち、その耐久年数は10年程度といわれています。
しかし、デメリットも多いコーティング剤でもあるのです。
まず大きなデメリットとしてUVという名前から生じる誤解と現実とのギャップです。
女性の方なら特に「UV」と名が付くとお化粧品や日焼け止めを連想なさって、きっと紫外線に強いと思いこんでしまいますよね?
ところが真逆なんです。
UVウレタンコーティングは太陽光に弱く、日の良く当たる部分がひび割れを起こしてしまうという特徴があります。
これにより、UVウレタンコーティングを使う場合は窓ガラスのUVカットフィルム施工と併せて施工する必要があります。単体では紫外線予防にならないということですね。
また、コーティングの艶は出るのですが、艶の調節はできません。
それにより光沢が強くなってしまいギラギラ光りすぎてしまうというデメリットも挙げられます。
さらには、経過年数が3年以上の場合、剥離ができないという特徴も持っており、コーティング剤だけを塗り直すことができず、劣化した場合はフローリング自体を張り替える必要が出てくるのです。
そんなUVウレタンコーティングですが、店舗など10年程度で改装することを前提とした場所や、保護より装飾を重視するのであれば、ピカピカに艶のでるUVウレタンコーティングが向いていますよ。