耐久性が大変高いけれどあまり普及していない。なぜだろう??
今回はそんなウレタンハードコーティングの特徴を説明します。
ウレタンハードコーティングは素材に2液性ウレタン塗料というものを使用しており、有機系コーティングの中で、最も耐久性が高いと言われています。
汚れにくく、汚れが落ちやすいという特徴もあり、その耐久年数は10年程度といわれています。
原料価格も無機系コーティングに比べると大幅に抑えられますし、有機系コーティングのシリコン配合ウレタンコーティングやUVウレタンコーティングよりも安価にできます。
耐久性があり安価であると考えると、かなりお得なように思えます。
しかし、ウレタンハードコーティングは一般的にあまり普及していません。
その原因としてあげられるのは、施工が難しく、失敗するとリカバリーができないということです。
また、床材の破損や塗り直しをするためコーティングを剥離しようとしてもコーティングをしてから3年以上経過している部分の補修が不可であるということがあげられます。
補修が不可であるということは、床材が破損した時、フローリングの張り替えが必要となってしまうということです。
つまり、原料価格は安価ですが施工に技術を要するため、結果的に施工費金額が他より高くなってしまうという傾向があります。
知識として知っておくのもいいことでしょう。